『感情』と『自動思考』と『認知』と『認知再構成』の解説

認知行動療法の用語である認知や自動思考、認知再構成などについて解説します。

解説の概要

あまりオモシロくないかもしれないけど、
とりあえず下の7項目をテキトーに読んでください。
たぶん意味不明だけど、あとからキチント説明するので気にしないで。

  1. 認知とはモノゴトに対する (根本的な)考え方・価値観・イメージなどのコト
  2. 思考とは認識したモノゴトについての解釈
  3. 自動思考とは自動的にアタマに浮かぶ思考
  4. 認知は(自動)思考に反映される
  5. 感情は(自動)思考により引き起こされる (思考に先立って感情は起きない)
  6. モノゴトに対して起きる感情は認知を変えれば変化する

さて、ここからはもう少し詳しく解説します。
理解しがたいかもしれないけど、理解できなくてもいいので気にせずに!

自動思考ってなんですか?

自動的にアタマに浮かぶ思考を自動思考といいます。
何を言ってるのかイマイチ分からなくても先に進んでくださいw

(自動)思考が感情を生む

感情は下の表の (1) ⇒ (2) ⇒ (3) の流れで生まれます。

流れ 就職浪人さんの例
(1) 現実のモノゴト (五感で感じるコトや言葉・状況など) を認識する (ex1) 就職浪人になることが決定した
(2) (自動)思考がアタマに浮かぶ (ex2) 友達はみんなもう働いているのに…俺一人はなんて無価値な人間なんだ!
(3) 感情が生まれる (ex3) 孤独感や絶望感などを感じる

現実のモノゴトを認識すると、その解釈を (大抵は自動的に) 脳が行います。
その解釈の内容が思考としてアタマに浮かびます。
そして、その思考によっていろいろな感情が起きるわけです。

※理解できなかったら上の例を見よう。それでも理解できなかったら飛ばしてね。

『現実のモノゴト』 ⇒ 『(自動)思考』 ⇒ 『感情』という

流れにスゴイ違和感を感じるかもしれないけど、そう感じてアタリマエかと思います。

なぜなら

1. 自動思考は認識できない

視覚などから得られる大量の情報を脳ミソは自動的にかつ一瞬で解釈する。
この自動的に解釈されたモノ = 自動思考なんですが、
その内容を認識することは非常にむずかしいのです。
(自動思考を捉えるトレーニングをすることである程度認識できる)

2. 思考の多くは自動思考

見たモノ・聞いたコト・知ったコトなど認識した情報全てについて、
その内容を意識的に解釈する人なんていないですよね。
たとえば手に持っているマウスを見るたびに「これはマウスだ、マウスとはアレコレだ」と、いちいち解釈しないはず。
習慣的に起きる思考はほとんどが自動的に起きるように脳ミソができているらしい。

人間の思考の多くは自動思考で、ゆえに思考の多くは意識することもなく沸いては消え沸いては消えてしまう。
だから 『現実のモノゴト』 ⇒ 『感情』 のように感じるのが自然ですよね。

まぁそういうことで理解できなくても違和感があってもいいです。
でも多少は納得してもらえるかもしれないので以下の文章を引用してみます。

感情と言うのは、あなたがどのように物を見るかによって全く変わってきます。あなたが何かを「経験」する前に、心の中で見たものを処理し、それに意味を与えると言うのは全くの「神経学的」な事実です。人間はある出来事を感じる前に、とにかくそれを理解せねばなりません。

いやな気分よ、さようなら--自分で学ぶ「抑うつ」克服法 第2版 22ページ

ということで、よく知らないけど偉い人の
研究で判明した「神経学的」な事実らしいのだ。
さあ、次に進もう。

認知と自動思考

認知とはモノゴトに対する (根本的な)考え方・価値観・イメージなどのコトです。
そして『(自動)思考』は脳が『認知』によって『現実のモノゴト』を解釈した結果です。
図にすると下図のような感じですよ

「現実を認識」→(認知)→「(自動)思考」→「感情」という図示画像

この就職浪人さんの例の場合は

いったいどんな内容の認知かというと…

  • 「みんなができる事ができなかった私は敗北者だ」
  • 「働かない人間は無価値で他人から蔑まれる」
  • 「失敗者はみんなから嗤われる」

テキトーだけどこんな感じかなぁ。もちろんただの例ですよ。
この就職浪人さんはこのような認知の持ち主であったために、
『彼が就職浪人になることが決定した』 という現実に対して、
「友達はみんな働いているのに…俺はなんて無価値な人間なんだ!」
というような自動思考が生まれて、孤独感や絶望感を感じたというワケです。
ところで、私は自動思考と認知って違いがイマイチわかっていません(マテ)。
混乱したら「認知」=「自動思考」と考えればいいかも。
それで認知行動療法をするのに問題になったことはないのでたぶん大丈夫。

認知再構成

認知再構成とは認知を変化させるコトです。
じゃあ “認知を変化させるコト” っていったいナニを意味するのか?
認知と自動思考の図をみればわかるかと思いますが

(ということで同じ図をもういっかい)

「現実を認識」→(認知)→「(自動)思考」→「感情」という図示画像

  1. 認知を変えると、自動思考が変わる。
  2. 自動思考が変わると引き起こされる感情が変化する
  3. つまり認知を変えればモノゴトに対して起きる感情も変えられる

たとえば、例の就職浪人さんの認知が

  • 「人間なら失敗はするし、大きな失敗をすることもあるだろう。
    大切なことは落胆することではなく失敗しても前に進むことだ」
  • 「失敗を嗤う人もいるが、私を大切にしてくれる人は励ましてくれる」

というようなモノであれば多少の落胆することはあっても、
それほど孤独感や絶望感を感じたりはしないはずです。
つまり、このような認知に変えるコトができれば強く落胆せずに済むのです。

認知再構成により感情をより良く変えていく方法を認知再構成法と言い、
認知行動療法のひとつです。認知を変える方法を学び・実践すれば…
カンタンではないけど、地道な努力で自分を変えていくことができるのですな!

ということで用語の説明はおしまいです。